[開催場所]
2016年9月12日(月)一般社団法人横浜銀行協会(横浜市中区本町)で9月度例会が開催されました。
[講演会]
1.(株)長谷工コーポレーション 営業企画部門市場調査部 部長 渡邊 勝利様
「神奈川県 新築分譲マンション市場について」
[講演概要]
首都圏 供給戸数推移
- 2015年は40,449戸。 前年同期(44,913戸)比では▲9.9%。直近10年間では09年の次に少ない。
- 2016年1-7月は17,771戸。前年同期(22,803戸)比では▲22.1%と減少している。
神奈川県・地域別 供給戸数推移
- 2015年は神奈川県各地域で、前年比で減少。県全体は7,964戸(前年比▲21.3%)、横浜市は3,692戸(同▲19.6%)、川崎市は2,946戸(同▲7.6%)、その他神奈川は1,326戸(同▲43.4%)。
- 2016年1-7月は神奈川県で4,049戸(前年同期比▲9.2%)、横浜市は、1,965戸(同▲1.8%)川崎市は、1,047戸(同▲45.4%)、その他神奈川は1,037戸(+92.4%)。
地域別供給物件の平均価格・平均単価の推移
- 2015年では、みなとみらい地区と武蔵小杉のタワー物件や、田園都市線沿線の物件が牽引し、横浜市と川崎市では平均価格は5,000万円台の水準。
- その他神奈川においても価格上昇が見られ、平均価格は16年7月時点において4,000万円台に上昇。
- 2012年を基準とした場合、平均価格は横浜市では24.1% 川崎市では27.6% その他神奈川では14.5%上昇。
横浜市 区別供給状況(2016年1-7月)
- 2016年は7月末の時点では2015年に供給の無かった旭区・瀬谷区・泉区に加え、南区・港南区・金沢区といった京急線沿線エリアも物件の供給が行われていない。
- 青葉区・都筑区・港北区・緑区の平均価格は5,000万円~6,000万円台、西区はタワー物件の供給により8,000万円台に上昇している。
川崎市 区別供給状況(2016年1-7月)
- 川崎区・中原区以外は2016年1-7月の供給戸数が前年同期比で増加している。
- 川崎区は京急大師線沿線の物件が中心となり、平均価格3,000万円台で推移。一方、幸区・多摩区は5,000万円台、中原区・宮前区は6,000万円台に達している。
その他神奈川 市区別供給状況(2016年1-7月)
- 2016年は、7月末は前年同期に供給のなかった相模原市中央区・座間市で供給が行われた。
- 藤沢市・茅ヶ崎市・平塚市といった湘南地域で供給戸数は前年同期比で大幅に増加が見られた。
- また 鎌倉市・藤沢市・茅ヶ崎市を除き3,000万円台~4,000万円台が主力の地域。
- 今後は海老名駅周辺で、平均価格4,000万円前後で大規模物件の供給が行われる予定。
その他、神奈川県における長谷工コーポレーションのマンション施行状況のご説明がされた。
2.(株)長谷工シニアホールディングス 開発部 課長 内田 真治様
「長谷工グループシニア事業のご案内」
[講演概要]
長期的な人口の推移は、2050年度で9708万人、高齢化率38.8%が見込まれている。年少人口と生産年齢人口が減り、高齢者人口が増える状況に対応した社会づくりが必要となる。
そのような観点より、シニアビジネスの市場規模、長谷工シニアホールディングスの事業概要(㈱センチュリーライフ、㈱生活科学運営、㈱ふるさと)についてのご説明がされた。
[懇親会]
一般社団法人横浜銀行協会の2階会議室での役員会、3階大会議室での情報交換会・講演会終了後、場所を2階大食堂に移して、懇親会が開催されました。
右手康登会長よりご挨拶、乾杯の音頭で懇親会がスタートしました。その後、多くの会員の方々からのご挨拶やトークで大いに盛り上がりました。最後は戸熊敦哉副会長の音頭による締めで9月度例会は終了しました。