演 題:唯一無二。宮本佳代子流生き方~不動産は私を裏切らない
撮 影:高山浩数
プロフィール:
神奈川県鎌倉市出身。青山学院大学4年生のときに小泉純一郎元総理とお見合い結婚し、政治家の妻として2回の選挙を経験。2人の子供を出産し、3人目の子供を妊娠中に離婚。その後、三井不動産系の不動産会社に就職し、シングルマザーとして仕事と育児に奔走する。以降不動産業界には34年在籍しており、現在は三井不動産リアルティ株式会社にて個人向け・法人向けの不動産売買や、相続、投資、資産活用などのコンサルティング業務に従事。祖父はエスエス製薬創業者。長男は俳優の小泉孝太郎。次男は政治家の小泉進次郎。三男は不動産業界勤務。
近 著:プレシャス(小学館)に4回連載中
[講演概要]
私は不動産業界に入って今年で35年目になります。講演で一番多い質問が「なぜこの不動産業界に入ったのですか」と問われます。それは、私は家が好きだからです。子供の時から新聞の折込みチラシが楽しみで、家についてのチラシをスクラップにしていたようです。また私は白い家に住むと言っていたようです。そして実際に現在鎌倉で白い家に住んでいます。
昨年は10回の講演をしました。その中でタクトコンサルティング会長・税理士本郷尚先生(当会特別顧問)の「相続の6つの物語」出版記念セミナーでパネラーとして講演をしました。パネラーには関根稔先生もいらっしゃいました。この方は弁護士・税理士・会計士の資格をもっています。私はこの方を無敵の三銃「士」とお呼びしていました。セミナー終了後に、関根先生から著書「税理士のための百か条」をお送りいただき、さらに今後私が講演するときに役立つと思える部分に付箋がされていました。感動しました。そして送付状には、「40歳では理論を語る、50歳では経験を語る、60歳では人生を語る。これが良きアドバイザーです。だから年齢は財産なのだ。」と記載されていました。私も自分がその年齢になり「次世代につなぐのが私の使命」だと感じています。少しずつ人生を語らせて頂こうというきっかけになりました。
人生は100年時代になろうとしています。60歳で定年とするとそこから100歳までの40年間は長い。人は人生で2回家を建てなければなりません。私は自宅を最近リノベーションしました。それは、家は「思想」だからです。1回目の家は家族のために、そして2回目は自分のための「家」が必要ではないでしょうか。
今後2年後世界はとんでもないことが起こるかもしれませんと私の知人からメールがありました。その内容は、「トランプ大統領になり、益々「不確実性の時代」になった。ヨーロッパはソ連崩壊のときのように分裂状態になり、プーチンが欧州の多くを事実上コントロールする。欧州には投資ができない。米国は自国の問題で精一杯で他国に介入できない。トランプ景気で資金はドルに集中する。欧州に投資をしている邦銀も危ない」。この予測を、皆様はどのようにお考えでしょうか。日本の不動産、世界の不動産、我々の暮らしは早いスピードで動いています。今後の不動産業界の活性化、そして一人一人の幸せな社会であるよう少しでも役立つような私でありたいと思います。
本日は貴重な御時間を頂き、「神奈川県不動産のれん会」における新年のスピーチをさせて頂いたことを大変光栄に思っています。
誠にありがとうございました。
「新年講演会・賀詞交歓会」
ホテル横浜ガーデンにて三井不動産リアルティの宮本佳代子氏の新年講演会の後、賀詞交換会が開催されました。今回は新年会ということで、会員メンバーはもとより多数のご来賓の方もご参加いただき、総勢90名近い盛大な会となりました。
賀詞交換会では、まず神奈川県不動産のれん会の右手康登会長よりご挨拶がありました。そして株式会社タクトコンサルティング会長で当会特別顧問の本郷尚先生の乾杯の音頭で、賀詞交歓会がスタートしました。講師の宮本佳代子氏も最後まで御参加いただき大いに盛り上がりました。講師が連載中の「プレシャス」2月号が、掲載ページに講師のサイン入りでじゃんけんに勝った方にプレゼントされました。
また多くのご来賓・会員の方々からのご挨拶や素晴らしいトークで大いに盛り上がりました。
参加者の皆様は、親睦を深めることのできた有意義な時間となったことと思います。