[新年講演会]
講演者:NHK「きょうの料理」「ラジオ深夜便」アナウンサー
後藤 繁榮(しげよし) 様
演 題:「食の心を育む」
~NHK「きょうの料理」62年の舞台裏から~
講師プロフィール
担当番組「きょうの料理」(Eテレ)、「ラジオ深夜便」(第1・3・5土曜)
NHK放送研修センター日本語センター専門委員 NHK文化センター青山教室 講師
1951年岐阜県岐阜市で生まれる。1975年NHK入局。鳥取、富山、札幌、東京アナウンス室、NHK日本語センターで勤務
2005年「ギャラクシー賞 個人奨励賞」受賞(放送批評懇談会)
著書:『きょうの料理のヒミツ』(平凡社)、『後藤アナのダジャレ教室』(小学館)、『笑顔を引き出す会話力』ベスト新書(KKベストセラーズ)
後藤繁榮のホームページ: https://gotox.jp
Instagram: goto.shigeyoshi
講演概要
・NHK「きょうの料理」を後藤アナウンサーは、20年間担当した。来年度も担当予定である。
・昭和32年(1957年)11月4日に「きょうの料理」の放送がスタートした当時は、栄養失調も多く学校給食で脱脂粉乳が出されていた。東京タワーの完成、コカ・コーラやグリコアーモンドチョコが発売された年であった。
・昭和32年放送前日に「テーマ曲」がないことに気づき、富田勲氏が木琴の演奏で作曲した。62年間、誰もが知っているこの曲が使われている。
・「胡椒と故障をかけたダジャレ」を番組中に言ったところ緊張した雰囲気が和んだことから、また94歳の料理研究家として最近も活躍中の鈴木登紀子氏にそのダジャレを誉められたこともあり、ダジャレのマニアとなり、ダジャレについての著書を出版するまでになった。
・料理講師は、土井勝氏、飯田深雪氏、村上信夫氏(フランス料理のシェフ、元帝国ホテル総料理長)、小野 正吉氏(ホテルオークラ東京初代総料理長)、 辻 嘉一(和食料理人。京都の茶懐石料理店)、陳 建民氏(四川料理の神様と呼ばれていた、陳 建一氏の父親)等錚々たる顔ぶれであった。ただ、中にはその日の体調に合わせて醤油・塩加減が決まるものして、材料の分量を言ってくれない先生もあり苦労した。
・「和食」がユネスコ世界無形文化遺産に登録された(平成25年12月)。これは和食が日本人の伝統的な食文化であり、消えてしまわないようにとのユネスコの配慮であろう。そのためには、① 多様で新鮮な食材と素材の味わいを活用、② バランスがよく、健康的な食生活、③ 自然の美しさの表現、④ 年中行事との関わり、の心がけが和食を守ってくれると思う。
以上
[新年講演会・賀詞交歓会]
写真 アパホテル&リゾート(横浜ベイタワー)(左手前のビル)
2019年9月20日に開業したみなとみらい線「馬車道駅」から徒歩3分のアパホテル&リゾート(横浜ベイタワー)にて新年会を開催しました。
新年講演会の後、賀詞交換会が開催されました。今回は新年会ということで、会員メンバーはもとよりご来賓の方もご参加いただき、総勢100名の盛大な会となりました。
賀詞交換会では、まず神奈川県不動産のれん会の戸熊敦哉会長よりご挨拶がありました。そして大須賀毅副会長の乾杯の音頭で、賀詞交歓会がスタートしました。その後多くのご来賓・会員の方々からのご挨拶や素晴らしいトークで大いに盛り上がりました。講師の後藤 繁榮アナウンサーも最後まで御参加いただきました。
最後は小野正文相談役の音頭による締めで新年会は終了しました。