活動レポート

6月度例会(講演会&懇親会)平成30年6月11日

東京ガス横浜ショールーム見学

MARK ISみなとみらい4Fにある東京ガス横浜ショールームを見学した。ガステーブルのバリエーション、ガスオーブン、ガス炊飯器、ガス温水床暖房、浴室暖房乾燥機、ミストサウナMiSTY、エネファームなどの創エネ機器や、省エネ性の高い最先端のガス設備等を見学した。

講演会

株式会社新建新聞社代表取締役社長 三浦 祐成 氏

「これからの建築業界について」

(プロフィール)

プロ向けの住宅専門誌「新建ハウジング」・日本唯一のリノベーション専門誌「リノベーションジャーナル」発行人。1972年山形県生まれ、京都育ち。信州大学卒業後、株式会社新建新聞社 (本社:長野市)に入社。新建ハウジング編集長を経て現職。ポリシーは「変えよう!ニッポンの家づくり」。「住宅産業大予測」シリーズなどの執筆多数。住宅業界向け・生活者向け講演多数。

 [講演概要]

Ⅰ.住宅産業2020年ショック

・20代・30代人口が大幅に減少(2020年)

 3500万人(2000年)⇒2600万人(2020年)⇒2350万人(2030年)

・新築需要は2割減少(2020年)、4割減少(2030年)、

 97万戸(2015年)⇒74万戸(2020年)⇒54万戸(2030年)

・建築大工も2割弱減少(2020年)、4割以上減少(2030年)、

 37.2万人(2015年)⇒31万人(2020年)⇒20万人(2030年)

 住宅の施工力が大きく低下することで、施工力の上限が売上げの上限となる。

・消費税の増税後物価は下がる。

・実質賃金が減少している。

・神奈川県の住宅流通では中古が4割を占めている。

・営業利益率のスマイルカーブ化(サービス産業化)⇒メーカ・流通・工務店・ビルダーの利益は

 薄くなり、開発力のある企業と引渡し後のサービス部分の利益率が高くなる(i-phoneと同じ)。

Ⅱ.戸建住宅のレインボーオーシャン

顧客や社会がまだ気付いていない価値を気付かせること等により市場開拓すること

・参考事例1 I社:「超高性能住宅」(平均単価 2800万円)

 「良い家」とは何かを言い切り、フレーミング(物差し)を提示した。「断熱性能UA=0.28」。

 CMはしないが、展示場に出展して来場者にPR。

・参考事例2 M社:「プラスワンスペース」

 今まで日本の家になかった魅力的スペース(デッキ、バルコニー、屋上庭園等)をプラスワン

 することに可能性が。

・参考事例3 B社:「都市型ログハウス」

 アウトドア人口(SUV、自転車、スポーツ等もより自然と一体化したい人)は1500万人といわれ、

 これらの人々に「ちょっとだけスローライフ」を提案。

・参考事例4 H社:「全館空調」

 全館空調を建築の一部として提案することで自社の強みとすることに成功

・参考事例5 Y社:「アフターの徹底」

 アフターサービスの徹底(パートさんによる3ヶ月1回の訪問による暮らしのアドバイス)とファ

 ンをベースにした経営(社員を大切にすることで社員をファンにして、中長期的な売上げや価値

 を上げる)。

・参考事例6 F社:「中古シフト」

 地域ワンストップモデル:分譲・注文住宅・中古住宅等を1つの窓口で顧客に提供。

・参考事例7 S社:小工事・便利屋

 他社が追わない小工事・便利屋的需要を拾い大きな工事の受注にも成功。 以上

懇親会

場所を東京ガス関内ビル6F 横浜クラブパーティールームに移動して懇親会が開催された。

まず神奈川県不動産のれん会の小泉信一会長よりご挨拶がありました。そして齋藤一郎副会長の乾杯の音頭で、懇親会がスタートしました。

6月より新規入会された三井ホーム株式会社横浜北支店、株式会社東京日商エステム、株式会社日本セーフティーの参加者の方からもご挨拶をいただきました。その他、多くの方からもご挨拶をいただき、最後は、戸熊敦哉副会長の音頭による締めで6月例会の懇親会は終了しました。